「自分が変われば周りが変わる」という言葉、みなさんも良く聞く言葉だと思いますが、
これをAR演技メソード的に、言い換えると...
「自分の【表現】が変われば、周り(相手)の【反応】が変わる」となります。
コミュニケーションは、アクション・リアクションだからです。
そして私達の、「自分を表現する一番の原動力」になっているのが、
感覚や感性、感じる力、五感です。
私が演劇を始めたばかりの頃、
演技の稽古で、感覚が鈍ってしまっている自分に危機感を覚えたことがありました。
その時に、感覚は意識的に磨き続けなけば、進化も成長も止まると感じたのです。
けれど逆に言えば、
いつからでも感性は高めることが出来るということにも気づきました!
そこに年齢も職業も肩書も関係ありません。
いつでも、いつからでも出来ることです。
人間は外部からインプットされるものを通して刺激を受け、感覚が働き、 そして感情が動きます。
感情自体エネルギーなので、それを身体を通して表現し、
私達は自然にインプットとアウトプットを繰り返しています
生まれた感情や気持ちを表現するのは、周りの人と共感、共有し、循環させるため。
それはとても自然な流れです。
しかし、生まれた感情と表現が一致しないと、エネルギーが滞ります。
私達が無意識にも、「インプットとアウトプット」を望むのは、
良い循環をさせるためでもあります。
だからこそ無理なく自然にエネルギー循環させるためには、
インプットの質を高め、感覚や感性を磨くことにあると私は考えています。
感じる力が上がれば、自然とそれに一致した表現になってくるでしょう。 それはもう理屈ではありません。
俳優にとっても非常に大事なポイントです。
全ては日常からです。
私達がこどもの頃は、理屈もなく思いっきり表現していました。
感性は磨き続けなければ、残念ながら、在ることそのものに慣れてしまい、
全てが当たり前になって、感じる力はとても鈍くなってしまいます。
だからこそ、意識し続け自分を高める作業って大切です!
私達の脳とこころとカラダは正直です。
AR演技メソード認定コーチ
津村朱実
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